株式会社テンヨオ
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今更人に聞けない着物の話


お教室で着物の着付けを習われた方などは、着物のことで分からないことがあるときには先生にお伺いすることもできますが、自力で着物の道へ踏み込まれた方などは、いろいろな疑問があっても解決の方法にお悩みの方もいらっしゃいます。

そんな疑問にお答えしていくコーナーです(^^)

柄足袋・柄半襟はどこまでOK?

身八つ口の謎

おはしょりってどうしてあるの?

身八つ口とおはしょりの話 その2


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日時: 2007年12月17日 14:26 |今更人に聞けない着物の話

柄足袋・柄半襟はどこまでOK?

柄足袋と柄半襟、とってもおしゃれですよね。

古来足袋は布のものと革のものとがあり、特に布の白足袋は公家や武士の間で好まれたようです。
しかしながら江戸時代に「登城の際には白足袋」と決められるまでは色足袋や柄足袋を用いることも多かったようです。
町民の間ではむしろ足袋を履かないことが粋とされてきましたが、やはり紋付袴着用の改まった場合には白足袋と決まっていたようです。

半襟も本来襦袢や着物の衿が汚れるのを防ぐという性質上余りぎれなどで作ることが多く、戦前までは柄がついているものが使われることが多かったようです。
留袖にはやはりちりめんであっても白っぽいものを用いることが多かったようですが、訪問着などは比較的自由に刺繍のものや色の付いたものなどを使っている場合もあったようです。
戦後着物が特別な日に着る衣類という性格が強くなってからは「半襟は白」というう風潮が強まりました。着物のTPOに関する決まりごとは、意外なことですがむしろ戦後堅苦しいものになったといえるかもしれません。

しかし、刺繍の半襟などの復活があって、ここ20年ほどは刺繍や色、柄半襟がまた好まれるようになりました。足袋も少し前までは家履き用の別珍のものなどぐらいでしたが、さまざまな柄のものが出回って、おしゃれの巾も広がってきました。

さて、本題に戻って、柄足袋・柄半襟はどこまで使っていいのでしょうか?

このようにがた足袋や柄半襟がたくさんで回るようになった現在でも、やはり柄足袋・柄半襟は「おしゃれシーン」限定のアイテムと思ったほうが無難でしょう。

つまり、観劇・コンサート、デート・お食事、堅苦しくないパーティー(結婚式の2次会、同窓会など)には着用してかまいませんが、慶弔時、式典、公式のパーティー(レセプションなど)には避けたほうが無難です。
刺繍の半襟は振袖にはまったく問題ありませんし、若い方なら訪問着に使われてもよろしいでしょう。





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日時: 2007年12月17日 14:54 |今更人に聞けない着物の話

身八つ口の謎


落語「文七元結」に出てくる博打ばっかり打っていて働かない左官の長兵衛さん、娘が父親を助けるために吉原の大店に駆け込んだといって吉原のお店から迎えが来ます。
何もかも博打につぎ込んじゃって半纏一枚きりしか身につけるものがない長兵衛さん、嫌がる奥さんの着物を引っぺがして涼しい顔をしてお店へ出向きますが、「八つ口のある着物を着ているね」と、奥さんの着物を着てきたことがばれてしまいます。

このお話からも分かるように女性の着物には付いていて男性の着物には付いていないもの「身八つ口」。
ご存知のとおり脇の下に開いている縫っていない部分のことです。

ではなぜ男の着物にはなくて女の着物にはあるのでしょうか?
これについては諸説こもごもあって、これという決め手はないようです。

「風通しのため」という説もありますが、男の人だって夏は風通しがほしいのは同じでしょう。
何より男性は外出時必ず羽織を着ますが、女性が外出時に羽織を着るようになったのは明治以降のこと。むしろ女性のほうが冬の風通しを防ぎたい気持ちがあったのではないでしょうか?

これではますます身八つ口の存在理由が分からなくなるばかりですが、私はやはり「着くずれを直すため」というのが正解なんではないかと思います。

歌舞伎でも落語でも、女性を演じるときはしょっちゅう襟元に手をやってちまちまと直すしぐさをします。女性を象徴するしぐさとはこのように「着くずれを直す」しぐさなのではないでしょうか。

事ほど左様に着物を着ているときは洋服のときとは違ってあちこちを引っ張ったり、襟元を正したり、帯に手をやったり、ガラスのウインドーに映して確認したりとしょっちゅう自分の着姿がきちんとしているかどうかが気になります。洋服ではそんなに気になったりはしないのに不思議なものですね。

身八つ口から手を入れて下前の襟を引くと、喉元で衿を直すよりもきちんとしっかり直すことができますし、両手で身八つ口を持ってぐっと横に引けば背中のだぶつきを防ぐこともできます。
このように、身八つ口はおそらく女性側のニーズから発生したものというのが正解ではないでしょうか?

最後に冒頭にご紹介した落語「文七元結」は中村勘三郎丈主演でシネマ歌舞伎が劇場公開されます。どうぞおたのしみに!!




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日時: 2007年12月28日 14:53 |今更人に聞けない着物の話

おはしょりってどうしてあるの?

「おはしょりがすっきり決まらない」というのはいつでも着付けの大きな悩みですよね。
反対に「今日はおはしょりがすっきり決まった!」という日は外出時もなんとなく弾んだ気持ちになります。


江戸時代初期までは上の図のように着物は対丈で着ていました。(「湯女図」)
帯の巾も細くて、とても自由で活動的な感じですね。

江戸時代中期になると着物の丈はずっと長くなり、屋内では女性は着物を引きずって着るようになって来ました。外出のせいにはしごき(紐)でたくし上げたり、褄を取ったりして歩くのです。今でも芸者さんや舞妓さんは引きずりの着物を褄どって歩いていますね。
つまりおはしょりは帯の下に常駐するのではなくて帯とはかかわりのないフレキシブルな存在だったのです。


さて、明治に入ると洋装が入ってきた影響で、すっきりと着て活動的にと言う要求が出てきたのでしょうか?女性が外出する機会もぐっと増え、家の中から裾をたくし上げなくてもすぐに外に出られる姿が機能的と判断されたのでしょうか、しごきでたくし上げていたおはしょりは帯で上から常に押さえつけるようになりました。

しかし、ではなぜ又対丈の着物に戻ってしまわなかったのか??という疑問が残りますが、これはあくまで憶測に過ぎないのですが、おはしょり分を取って長く仕立ててある着物は着る人の身長に巾がもてることがその原因の一つではないのでしょうか。

もし自分の娘が自分より少し背が高くても、仕立て直さずちょっとおはしょりを調節するだけできることができます。人に貸したりするときも同様です。昔、衣類は現在とは違って大変に貴重で大事なものでした。それこそ質屋さんへ持っていけばたくさんお金を貸してくれる財産だったのです。今質屋さんにジーパンを持っていったってお金なんか貸してはくれません(w)一枚の着物は何代にもわたって着用され、何人もの人が袖を通すものだったのです。だからこそおはしょり分を取って仕立ててある着物はそのニーズに合ったものだったのではないのでしょうか?





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日時: 2007年12月28日 15:53 |今更人に聞けない着物の話

身八つ口とおはしょりの話 その2

以前ご紹介いたしました「身八つ口」と「おはしょり」のお話の続きです。

下の図は江戸時代天和三年(1683年五代将軍綱吉の時代)に京都で出版された怪談集「新御伽碑子(しんおとぎほうこ)」に添えられた挿絵です。

一枚目のこちらを見ていただくと、振袖を着た人物と小袖を着た人物が登場しています。

1番の人物は実は妓楼の客で男性です。
振袖の着物を対丈に着ているこの姿はいわゆる「若衆姿」というもので、正式な元服前の前髪のある若者が袖長の着物を着るのです。こうなると、男性でも身八つ口のある着物を着る特殊なケースがあることが分かりますね。

2番の人物は長崎の遊女です。
彼女とその左下の髪を下ろしている新造と思われる若い遊女は袖長の着物でもちろん身八つ口があり、裾は長く引きずるような着方です。

3番の人物はおそらく遊女の世話をする女性で、女性ですが身八つ口のない小袖を着て裾も対丈です。

4番の人物は客の男性ですが、1番の人物とは違い身八つ口のない大人の男性の着る着物を着ています。左側にいる二人の男性も同様です。


こちらの図でも同様のことが分かります。

1番の女性はやはり遊女です。袖長の着物を着て、身八つ口があるのが分かります。
となりに座っている4番の男性は妓楼の客ですが、こちらは大人の男性なので着物は小袖で、身八つ口はありません。

2番の女性はおそらく妓楼の女将です。身八つ口のない小袖を着ていますが、最初の図の3番の女性と違って裾は長く引きずっています。そのためおそらく妓楼の女将のような裕福な女性と考えられます。

3番の女性は同僚の遊女か先述の新造といわれる若い遊女なのでやはり袖長の身八つ口のある着物で裾も長く引きずっています。


この2枚の図版から考えますと、どうやら少なくとも江戸時代中期には、「身八つ口」のある着物を着ているのはどちらかというと若い女性と元服前の若衆で、既婚女性などは身八つ口のない小袖を着ていたようです。ということは女性だから身八つ口があるというものでもなさそうですね。
また、女性ではその人の暮らし向きや状況によって裾の長さも変わるようですが、少なくとも男性は常に対丈の着物を着ているようです。

確かに、幕末の大奥の女性が着ていた小袖には身八つ口のないものがあります。
女性の着物に必ず身八つ口があるというのは庶民から発生して明治以降に全ての階級に定着したものという仮定も立てられそうです。
その理由は、はじめの記事のときにお話したように着くずれを直す便利からということだと思います。


最後にお見せするのは怖い鬼になってしまっている本妻さんとお妾さんが男性を取り合っている図ですが、二人とも小袖を着ていますね。

注目していただきたいのは矢印で示した部分です。
相応の暮らしをしている女性なので裾はおそらく長いと考えられます。その長い裾を、鬼になって山越え谷超え男性を追いかけるためにしごきと呼ばれる紐を帯の下にかけて着物を短く調節し、手繰った部分がここに風船のように出ているのです。
江戸時代まではこのようにして長い裾をからげ、動きやすくしていたのですね。





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日時: 2008年02月11日 15:30 |今更人に聞けない着物の話

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